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犬にも保湿ケアは必須?プロトリマーが解説する愛犬の乾燥肌対策

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「愛犬の皮膚がいつもと違う…」

「カサカサしてフケも…?」

愛犬の肌の状態を見て、そんな風に感じたことはありませんか?

実は、愛犬の皮膚トラブルの原因の一つに乾燥が挙げられます。乾燥した皮膚は、バリア機能が低下し、外部の刺激を受けやすくなってしまうのです。結果、かゆみやかぶれ、皮膚炎などを引き起こす可能性も。

この記事では、目黒区学芸大学駅近くのDogSalon「Naturam」オーナー兼プロトリマーの宮が、愛犬の乾燥肌対策について分かりやすく解説します。愛犬の健康な皮膚を保つためのコツを知り、保湿ケアの参考にしてください。

宮については、こちらの記事をご覧ください。

犬にも乾燥肌対策が必要な理由

人間と同じように犬にも乾燥肌対策が必要です。

その主な理由や原因について解説します。

◆犬は人間よりも皮膚が薄い

◆犬が乾燥肌になる原因

◆犬の乾燥肌の特徴

◆乾燥肌によって引き起こされる状態

◆乾燥しやすい部位

それぞれ詳しく見ていきましょう。

犬は人間よりも皮膚が薄い

もともと野外で生活していた犬ですが、その皮膚は人間よりも薄いことをご存じですか?

ちなみに、犬の皮膚の厚さは人間の赤ちゃんと同じくらい

◆人間(成人)0.2mm

◆人間(新生児)0.1mm

◆犬0.05mm~0.1mm

犬種によっては、人間の赤ちゃんよりも皮膚が薄い場合もあるのです。

皮膚が薄いと、保水力が弱くなります。しかも、室内犬が増え、エアコンや暖房で空気が乾燥している生活が中心です。そのため、犬にとってもスキンケアは重要になっています。

犬が乾燥肌になる原因

犬の乾燥肌は、環境要因と生理的要因が複雑に関係しあって引き起こされます。特に室内犬は、人工的な環境の影響を受けやすいためケアも必要です。

乾燥肌になる主な原因として。以下のようなものがあります。

◆室内の乾燥

◆シャンプーのし過ぎ

◆強すぎる洗浄剤による皮脂の過剰な除去

◆栄養バランスの乱れ

◆加齢による皮脂分泌機能の低下

◆アレルギーによる皮膚針や機能の低下

とくに冬場は、暖房による室内の乾燥と寒冷刺激により、皮膚の水分が失われやすくなります。散歩後の足洗いや定期的なシャンプーは大切ですが、過度な洗浄は皮脂を奪い、皮膚の保湿機能を低下させ手する恐れも。

また、栄養バランスが偏ると、皮膚の健康維持に必要な栄養素が不足し、皮脂分泌機能や細胞の再生能力が低下します。アレルギーや加齢なども原因のひとつです。

犬の乾燥肌の特徴

乾燥肌かどうかの目安は、以下のような特徴があるかをチェックしてみると良いでしょう。

◆フケが多い

◆皮膚が赤くなっている

◆毛がパサついている

◆皮膚が硬くなっている

皮膚が乾燥して古い角質が剥がれ落ちると、フケが目立つようになります。また炎症を起こすと皮膚が赤くなり、乾燥が進むと硬くごわついてきます。乾燥が進むと、毛にツヤがなくぱさぱさになる場合もあるのです。

乾燥により行動にも変化が現れます。

◆かゆがる

◆体を舐める

◆皮膚を噛む

◆落ち着きがない

かゆみから、体をなめたり、噛んだりなど落ち着きがなくなることもあるため、注意深く観察してみましょう。

乾燥肌によって引き起こされる状態

乾燥肌が悪化すると、肌の変化に加え、以下のような症状も引き起こされてしまいます。

◆肉球のひび割れ

◆体臭が気になる

◆細菌による感染症

◆脂漏性皮膚炎

◆ホットスポットの形成

このような二次的トラブルに発展する前に、正しいケアで症状を軽くしてあげましょう。

乾燥しやすい部位

犬の体には、乾燥が起こりやすい部位がいくつか存在します。

お腹:被毛が薄く露出・床との接触で刺激を受けやすい

肉球:地面との接触による摩擦で荒れやすい

耳の後ろ・首回り・わきの下:しわが寄る部分で皮膚同士の摩擦が起きやすい

これらの部位は、日常生活での摩擦や外部との接触が多く、皮膚へのダメージを受けやすいといった特徴があります。特に耳の毛が薄い子は、耳先が乾燥し硬くなることもあります。

愛犬の保湿ケア方法

犬の皮膚は人間よりもデリケートで、乾燥による痒みやトラブルを起こしやすい特徴があります。愛犬の健康な肌を保つには、適切なシャンプー選びから保湿ケア、食事管理、室内環境の整備まで、総合的なアプローチが大切です。

保湿ケア方法として以下の6つを参考にしてください。

◆刺激の少ないシャンプー剤を使用する

◆シャンプー後は保湿ケアをする

◆犬専用の保湿スプレーを塗布する

◆皮脂を作りやすくする食事にする

◆冬場は部屋を加湿する

◆洋服の素材に気をつける

刺激の少ないシャンプー剤を使用する

犬の皮膚は人間用のシャンプーや石鹸に含まれる界面活性剤に敏感です。愛犬の健康な肌を守るため、ペット専用の低刺激シャンプーを使用しましょう。また、シャンプーのおすすめの頻度は月1です。洗い過ぎに気をつけましょう。

シャンプー選びのポイントは、添加物が少なく天然由来であること、あまり汚れていなければ、洗浄力の低いシャンプーを選択するなどです。

シャンプー後は保湿ケアをする

シャンプー後の皮膚は、水分が蒸発するたびに乾燥が進んでしまう状態です。そのため、シャンプー後の保湿ケアが重要です。また、犬は皮脂膜を張るまでに時間がかかります。シャンプー後約1週間は、毎日保湿剤をつけてあげるとよいでしょう。もちろん個体差があるので、目安と思ってください。

皮脂を作りやすくする食事にする

犬の健康な皮膚を保つには、皮脂の生成を助ける栄養バランスの良い食事が欠かせません。皮膚の潤いを内側からサポートする食材選びのポイントをご紹介します。

皮脂の主成分となるのは脂肪酸です。良質なタンパク質と必須脂肪酸を組み合わせた食事が、健康な皮膚を作る基礎となります。オメガ3系脂肪酸を含む魚類や良質なたんぱく質などを含む鶏肉、粘膜や血液循環を良くするビタミンA・B・Eなどをしっかり摂取させましょう。最近では、犬用の粉末タイプや粒タイプのサプリメントもあります。

ただし、なんでもかんでも与えればいいということはありません。わんちゃんによって合う合わないがあるので、試しに与えたあとは、よく観察しましょう。

そして忘れがちですが、水分摂取が大切です。

冬場は部屋を加湿する

冬場の暖房使用は室内の湿度を大幅に低下させ、愛犬の皮膚を乾燥させる原因となります。快適な室内環境を保つため、適切な加湿が欠かせません。エアコンで乾燥するのを防ぐために、冬場は加湿器も活用しましょう。

◆推奨湿度:40~60%

◆加湿器の設置場所:寝室・休憩スペース

◆メンテナンス:毎日の水交換と週1の清掃

加湿器は愛犬の体格や部屋の広さに合わせて選びます。加湿器の水は毎日新しいものに交換し、週に1回は本体の清掃を行うことで、カビや雑菌の繁殖を防ぎましょう。清潔な状態を保つことで、愛犬の呼吸器系の健康も守りたいものです。

洋服の素材に気をつける

愛犬に洋服を着せる際は、素材選びが重要です。化学繊維は静電気を起こしやすく、犬の敏感な皮膚を刺激する原因となります。ナイロンなど摩擦や静電気が起きやすいものは避け、天然素材の洋服を選びましょう。

◆綿:通気性が良く肌触りが優しい

◆リネン:吸湿性に優れ蒸れにくい

静電気が起きやすい服を着せるときは、薄手のコットン製のお洋服を下に着せるのもおすすめです。

また、洋服のサイズ選びも大切なポイントです。窮屈な洋服は皮膚との摩擦を引き起こし、緩すぎる場合はシワができて皮膚を傷つける可能性があります。体型に合った適切なサイズを選びましょう

犬用保湿剤を選ぶポイント

犬用の保湿剤を選ぶポイントは以下の3つです。

◆少量から始める

◆表示成分を確認する

◆安全性の高いものにする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

少量から始める

新しい保湿剤を使い始める際は、愛犬の肌質や体質に合うかの確認が必要です。いきなり全身に使用するのではなく、まずは耳の後ろや下腹部の一部など狭い範囲でパッチテストを行いましょう。

使用量の目安は犬のサイズによって異なります。以下の量を参考に、様子を見ながら調整してください。

◆小型犬:小さじ1/4程度

◆中型犬:小さじ1/2程度

◆大型犬:小さじ1程度

パッチテストから24時間以内に、発赤やかゆみ、腫れなどのアレルギー反応が出た場合は、すぐに使用を中止してください。その際は清潔な水でよく洗い流し、症状が改善しない場合は獣医師に相談することをおすすめします。

異常が見られなかった場合でも、使用範囲は段階的に広げていきます。愛犬の皮膚状態を注意深く観察しながら、適切な使用量を見つけていきましょう。まれにセラミドが合わない子もいるので慎重に試すようにします。

成分表示を確認する

愛犬のために保湿剤を選ぶ際は、成分表示を必ず確認することが重要です。天然由来の保湿成分を含む製品は、刺激が少なく安心です。不安な場合は、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

おすすめの保湿成分は以下のとおりです。

セラミド皮膚のバリア機能を強化し、水分を保持する効果がある
ヒアルロン酸保湿効果が高く、肌に潤いを与える
コラーゲン皮膚の弾力性を高め、肌を保護する
アロエベラ鎮静作用があり、かゆみを抑える
カモミラ抗炎症作用があり、皮膚を鎮める

ほかにも、天然由来成分の保湿剤として、シアバター・オリーブオイルなどがあります。わんちゃんの体質や状態によって、合わない場合もあるため慎重に選びましょう。

安全性の高いものにする

人用の保湿剤でも使用できるものはありますが、やはり犬用専用が安心です。また、天然成分で作られていること、低刺激のものにすることなども重要です。判断できないときは、獣医師やかかりつけのトリマーさんなどに相談してみましょう。

プロトリマーおすすめの犬用保湿剤とは

イロドリのゆらぎ肌ケアバスオイル
※irodo:RE(イロドリ)の「ゆらぎ肌ケアバスオイル」

乾燥肌を防ぐためには、セラミドが入っている保湿剤がおすすめです。DogSalon「Naturam」では、保湿にこだわっており、3種類のセラミド配合の保湿剤を使用しています。

おすすめはirodo:RE(イロドリ)の「ゆらぎ肌ケアバスオイル」です。この保湿剤は、サロン専用ですので、ご希望の方は、宮までご相談ください。

また、保湿剤が蒸発しないよう、油膜を張ってくれるオイルやクリームで保護(スキンケア)するとさらに肌がつやつやスベスベになっておすすめです。

犬にも保湿ケアは大切!肌に優しい保湿剤で乾燥肌を防ごう

犬にも人間と同じように保湿ケアは必須の時代です!

乾燥肌が進むと、二次感染を起こしやすくなり、皮膚炎や脱毛など、より深刻な皮膚疾患に発展する可能性があります。適切な保湿で、ワンちゃんのクオリティオブライフを高めてあげましょう。

DogSalon「Naturam」は、わんちゃんの肌ケアを大切にしています。口コミでも高評価を頂いており、安心してお任せください。

こちらは、お客様から頂いた口コミです。

通って1年ほどになります!

うちの子は肌が弱くフケも多く出るのが悩みだったのですが、ナチュラムさんに行くようになってからフケも落ち着き格段に毛艶が良くなり、色んな方に褒めてもらえるようになりました。

一度だけタイミングが合わず他のところでお願いしましたが、びっくりするくらい艶がなくなってしまい…やはりナチュラムさんしか考えられないです。

ナチュラムさんはワンちゃんファーストで、負担やストレスのないよう大切に施術してくださるので、信頼して預けることができます!

また、わからないことや悩みがあると丁寧に対応してくださるので、心が軽くなります。

いつも大切に、丁寧に綺麗にしていただき本当にありがとうございます!!

これからも末長くよろしくお願いいたします♪

Googleマップ口コミより

もちろん、アレルギーや炎症を起こしている場合は、獣医師への診察をおすすめします。

病院にお世話にならないためにもサロン選びが重要です。ぜひ学芸大学駅近くのDogSalon「Naturam」にご相談ください。

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